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感情にのまれそうになったら、自己対話。

Listen to your heart.

今日は、なんだか心がざわつく。

イライラしたり、悲しくなったり、やる気が出なかったり。
そんなふうに、感情に飲み込まれそうになる日、ありませんか?

私は現在、パーソナルコーチとして、
働く女性たちの心の整理やセルフマネジメントをサポートしています。


特に多い相談は、こんな声です:

・「家族や同僚にイライラして、言いすぎてしまった」
・「なぜか自信がもてなくて、自分が何をしたいか分からない」


それは、かつての私自身の姿でもあります。
中間管理職として働いていた頃、
私はいつも“感情の波”をどうにか抑えこもうとしていました。

もちろん、頭では分かっているんです。

「他人」と「過去」は、変えられない。
変えられるのは、「自分」と「未来」だけ。


You cannot change others or the past.
You can change yourself and the future.
(1950年代に活躍したカナダの精神科医 エリック・バーンの言葉)

それでも、「どうして分かってくれないの?」と人に期待してしまう。

「自分がもっとしっかりしなきゃ」と、自分にばかり厳しくなる。

アメリカ国立科学財団(2005年)のデータによると
私たちは1日におよそ1万2千〜6万回の思考を行なっているそうです。

そのうち、約80%はネガティブな思考だとか。
つまり、多い時には、4万5千回以上もネガティブなことを考えていることになります。

さらに、そのうち90%以上は、前の日と同じ内容の繰り返しであるとも。


だから、ネガティブに考えてしまうのは、
悪いことではなく、人間として自然なこと。


常に最悪の事態を想定し、その事態を避けようとする。

それは、私たちが生き延びるために身につけた
生存のための機能なんです。

ネガティブな思考から、ネガティブな感情が生まれる。

でも、それに振り回されないために、私はこんな工夫をしています。



リフレーミングという、ちょっとした視点の切り替え


「リフレーミング」とは、物事や状況の捉え方を変えることで
異なる視点や可能性を見出す思考法のこと。

ネガティブな感情や出来事を、そのまま否定せず、
別の角度から見てみる習慣を取り入れることで
心のゆらぎが、やわらぐことがあります。


<リフレーミングの一例>

いいかげん→ 細かいことにこだわらない

作業が遅い→ 丁寧、着実に仕上げる

頼りない→ 控えめでやさしい
主張が強い→ 表現力がある、自分の意見を持っている
飽きっぽい→ 興味の範囲が広い


※インターネットで「リフレーミング 言い換え 一覧」と検索すると
多くの事例がありますので、ご覧になってみてください。

とはいえ、どうしてもポジティブに捉え直すことができない
整理がつかないときもあります。
そんな時はまずはじめに、
その感情を抱いた自分を否定せず、あるがままを受け止めてみます。


「ま、いっか。」
「今はそう感じてるんだもんね。」

ダメな自分を正そうとするのではなく、
揺れてるのも、いまの私。
と、自分で自分を受けとめてあげること。
それが、整えることの、はじまりなのだと思っています。

感情に飲み込まれそうな日。
もし今日がそんな日なら、どんな言葉を自分にかけてあげますか?

書き手|くらら(パーソナルコーチ)
企業勤務での20年の経験を経て、心と身体の”ゆらぎ”に向かいながら、
日々をやさしく整える暮らしを探っています。
実体験をもとに、”しなやかに生きる”ヒントを記録中。
保有視覚:メンタルコーチ/瞑想コーチ/RYT200

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この記事を書いた人

書き手|みやび(メンタルコーチ)
心と身体の“ゆらぎ”に向かいながら、
日々をやさしく整える暮らしを探っています。
実体験をもとに、“しなやかに生きる”ヒントを記録中。
Clara Life Labo 主宰|瞑想コーチ・RYT200

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